通関士の魅力
通関士は輸出入の通関手続きを行う貿易のスペシャリスト。貿易実務に関する資格の中で財務省が認定している唯一の国家資格。
日本の輸出入貨物は、原則として財務省が管轄する税関に申告書を提出し、輸出入の許可を受けなければなりません。
主な仕事は、
・関税への申告・申請から許可・承認を受けるまでの手続き代行
・関税長などへの「異議申し立て」や「審査請求」業務
・関税に対して「主張や陳述」の代行
・輸出入の申告書の作成、不服申立書の作成 です。
税関に対する申告は、通関士自らの名前で行うため、大きな責任を感じるとともに、やりがいが大きく感じられるのが魅力です。
通関手続を専門とする通関業者(国際物流、倉庫、運送、メーカー等)は、営業所ごとに1名以上の通関士を置くことと法律で規定されていますので、通関業者にとって、通関士は不可欠な人材としてのポジションを固めています。
貿易の拡大とともに、通関士のニーズはますます高まっていくと考えられます。
試験の難易度と特徴
「通関士」試験の合格率は安定していません。
受験者数は、毎年1万人程度と安定した人気ですが、合格率はその年によりかなり変動が大きく、30%近いときもあった一方で、10%を切る年も多くあります。
難易度が上下が激しく、傾向がつかみにくいのが特徴ですので、周辺情報に惑わされずに、自分の勉強を進めるのが賢明です。
「通関士」試験の特徴を挙げると次の通り、
誰でも受験できる
年齢、性別、学歴、実務経験等による制限がありませんので、誰でも受験可能です。必要なのは「合格したい」というモチベーションだけです。
正解を選べば良い
試験は、最も適切な語句を選択肢から選んで解答する形式、あるいは五肢の中から「正しいもの」若しくは「誤っているもの」を複数選択する方式で行われます。
60%以上で合格
合格定員が決まっている試験ではないので、合格ラインをクリアできればOKです。それぞれの科目で60%以上の正解できれば合格となります。
しかし、そうは言っても油断は禁物です。
いくらなんでも何の努力も無しに合格できるというような試験はありませんし、合格圏内にいる方はそれなりの時間と労力を費やしています。
独学している方の中には何年も時間を費やしている人もいますが、こういう人はどこか勉強方法を間違っています。方法に誤りがなければ半年で合格を勝ち取ることも可能なはずです。
試験勉強で効果的と言われている方法
その1:早起きして勉強する
世に有名な勉強家、資格王の共通点は「早起きして勉強している」ことです。
脳科学の観点から見ても、早朝の脳は抜群な働きをしますので、やっておいて損はありません。
でもこれ欠点あります・・・
・・・急に早起きできません。睡眠科学の観点から見ても、現代という時代においては、早朝勉強法はそんなに簡単ではありません。
その2:配点が高い分野を集中して攻める
限られた準備期間の中で全科目まんべんなく学習することは大変ですので、理屈にかなっていそうです。
実際、特定の科目をはじめから捨てて、試験に臨む人もいるくらいです。
だけど自分の苦手科目に対する配点がもっとも高かった場合はどうでしょうか?
???
試験突破はおぼつきません。
その3:試験予備校、通信講座を利用する
よく分からないこともすぐに質問できるので、効率性は高く、さらに強制力も働くためにモチベーションが維持しやすいです。
ここ何年も出題されていない論点を、重要論点と同じスタンスで学習してしまうことも回避できます。
独学よりも費用が高くつくことだけは仕方ありません。
確かに上述の3つは「勉強の効率を上げてくれるかも」しれません。でも残念。
実はもっと重要なことがあるんです。
そんなことより、もっと簡単に合格に近づく方法があります。
目先の難関(通関士試験)をクリアするために
受験勉強には少なからず「コツ」があります。誰もがその「コツ」を追い求めながら自分にぴったりな勉強法を模索しています。
人間の脳は理解しきれないことは覚えることができません。
特に学習初期の段階では、忘れていく知識との戦いになりますので大変です。
苦労してアンダーラインを引きながら、重要語句を何度も復唱しているにもかかわらず、テキストの最初の方に書いてあった内容がほとんど記憶に残っていなかったという経験のある方は少なくないでしょう。
そこで活用してほしいのが記憶術です。
記憶術は意外と軽視されている試験対策の基本。
必要な時に必要な情報を取り出すことができる技術です。
この技術がないと、いくら学んでも思い出せないんですね。しかも肝心なところで。
体系化された記憶術では、「覚え方」そのものがまったく異なるため、膨大な情報量であっても、長期にわたって忘れることがありません。
「通関士」試験はマークシート方式のみで行われます。
選択肢の中に必ず正解がありますので、記憶力の良い人には、取り組みやすい試験と言えるでしょう。
知識が問われる試験ほど簡単なものはありません。知識を身に付けてさえすれば良いからです。試験勉強にも勢いがつきます。